京七宝 七彩工房
京七宝 七彩工房は宇治に工房とギャラリーを構えています。
宇治川の悠久の流れは、四季折々の美しい景色を生み出し、人々の心を癒してくれます。
また、宇治には、平安時代から続く伝統的な文化や建築物が数多く残されており、その調和のとれた美しい景観は、多くの人々を魅了しています。
茶の湯や和歌、七宝焼など、宇治の文化は、日本の伝統文化の中でも特に重要な役割を果たしています。
宇治は、今でも自然と文化が調和した、日本の美しい姿を残しています。
志津川
宇治橋から宇治川沿いに上流へ向かうと巨大な天ヶ瀬ダムが姿を見せます。
天ケ瀬ダムのすぐ下、宇治川へ合流する志津川と池尾川との合流点のなだらかな山に囲まれた場所に、志津川と呼ばれる小さな集落があります。
清流が流れる自然豊かで静かな環境の中、七彩工房は制作を行っています。
七宝焼絵画制作工房
宇治 志津川にある七宝焼絵画の工房です。宇治の中心地から少し離れた志津川では、宇治の中心地よりも気温が2、3℃ほど低く、冬は薪ストーブを焚いて制作をしています。
美しき京七宝の魅力
七宝焼は銀や銅などの金属の上に、ガラス質の釉薬を750度前後の高温で焼き付けて作る金属工芸品です。
京七宝は安土、桃山時代の華やかな文化の中で京都の優れた金工の技術を背景に、宮殿や城、神社仏閣を飾る装飾品として花開きました。
七宝の釉薬には、透明なもの不透明なもの半透明なものがあり、色の数は百色以上にも及びます。
透明な釉薬を薄く塗ると水彩画の様になりますし、不透明を多く使うと油絵に似た雰囲気にもなります。
そうした釉薬を幾重にも重ねては焼く作業を繰り返すことで、七宝独特の凹凸や深みのある色彩が表現できます。
そして焼き上がった七宝の絵はガラスのような質感で、艶やかな美しさは色あせることはありません。
染型七宝の技法
渋紙で型をつくり、版画のようにガラス質の釉薬を重ねて高温で焼き付けます。
この作業を何度も繰り返し、七宝絵画を完成させていきます。
一枚の絵画を制作するのに、多くて15種類もの型を使います。
ひとつひとつ手作業で行うため、釉薬の厚みのわずかな違いも作品に影響し、異なる表情が出てきます。
機械のように均一には作れない、手作業ならではの個性も七宝焼の魅力です。
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「寄り添うインコ」という人気の絵画です。使用する型は全部で13枚。型はデザインカッターを使って、一枚一枚丁寧に手作業で抜いていきます。
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一枚の七宝絵画を仕上げるのに、これだけの型が必要です。
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七宝焼絵画の下地となる琺瑯板に、シルクスクリーンで下絵を転写します。
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下地に型紙を順番に置き、型紙の上から粉状の釉薬を振りかけます。
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七宝の釉薬は簡単に言うと色のついたガラスの粉です。 これを型紙の上から振りかけていきます。
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工房の棚に並んだ数々の釉薬。七宝の釉薬には、透明なもの不透明なもの半透明なものがあり、色の数は百色以上にも。何種類もの色を塗り重ねることで七宝焼絵画特有のグラデーションを描くことができます。
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型紙の上から釉薬を振りかけ、電気炉で高温で焼き付けます。この工程を何度も繰り返すことで、七宝絵画ならではの凹凸や陰影、艶が生まれます。
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電気炉から出したばかりの七宝絵画はまだ白く、しばらく時間が経つとガラス質の釉薬の色が現れてきます。
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釉薬を幾重にも重ねて焼くことで、絵画に立体感がます。光のあたり方や絵画を見る角度で、様々な表情を見せてくれます。
OEMをお考えの方へ
七宝絵画のデザインは当社オリジナルのものから、西洋の名画、イラストレーターとのコラボレーション作品や、古典的なものですと、琳派の図案や木版画を模写したものなど様々です。
お客様のご要望に応じて、結婚式のウェルカムボードや、会社の記念品、看板などの制作も行っております。
お客さまのオリジナルデザインでのOEMは、10枚以上のご注文から承っております。
まずはご相談ください。
制作事例
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